大津波が押し寄せた海の底にはいったい何があるのでしょうか。気仙沼湾の海中に調査のため初めてカメラが入り、海底には通常存在しないはずのものが確認されました。
「何だ?マウンドですね」
熊本大学の秋元和實准教授。先月、気仙沼湾の海底調査に訪れました。
「パイプだね。突き刺さっている。スクリューにからまったら(スクリューが)パーンと飛んでしまう」(熊本大学 秋元和實准教授)
去年、気仙沼湾に押し寄せた津波。漁船や建物、それに石油タンクが次々と流され、海に沈みました。奥行き9キロの気仙沼湾は全国有数の漁業基地で、カキやワカメなどの養殖も盛んに行われています。こうした中、がれきは漁船の航行や魚介類の成育を妨げるおそれがあり、宮城県が去年5月から回収を続けてきました。しかし、秋元准教授の調査船が海底に音波を発信すると、次々と大きな異物の反応が・・・。探査機のカメラがその姿をとらえました。長さ20メートルのがれき。しかし、海綿動物に覆われ、がれきの正体まではわかりませんでした。
「鉄みたいな硬いものでできていることは間違いない。ただし船かタンクかということは特定できなかった」(熊本大学 秋元和實准教授)
調査では、気仙沼湾に注ぐ川の河口付近と湾の奥から少なくとも25個の大型がれきが見つかりました。
「航路上必要があれば、取り除く必要があるだろう」(熊本大学 秋元和實准教授)
秋元准教授が気にかけていることがもう1つありました。あの日、石油タンクから流出し火災の原因となった油です。水面に浮くはずの油ですが、津波で巻き上がった泥に付着して沈んでいるというのです。海底の泥をとってみると、泥の中から油が・・・
「台風などでかき回されると、たまっている油は表面に出てくる。(漁業への)影響を考えるのであれば取り除く必要がある」(熊本大学 秋元和實准教授)
今、コンブの収穫が最盛期を迎えている気仙沼湾。海底調査の結果に漁師たちは・・・
「養殖をすれば一番大変だ、油は。潮がまわると浮いてくる」
「(がれきは)だいたい撤去されたのかなと思っていたのですが、大きいところは取り除いてほしいですね」(漁師)
気仙沼湾の海底に今なお残る津波のつめ跡。宮城県ではこの調査結果をもとにがれきや油の回収を進め、震災前の海の姿に近づけていくことにしています。(03日16:01)
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